川口北高校説明会 & 今週の輪読

長谷川は今年度は農学部広報委員長という役割なのですが,その仕事の一つとして 4/27 に埼玉県立川口北高等学校での進学説明会に出席してきました.新型コロナウイルスのパンデミック発生でめっきり出張の機会が減っていて,県外へ出張するのはおそらく 2020 3 月以来二年ぶりだったと思います.また,この日は 1 講時にオンラインの授業があり,埼玉から戻ってきてもまた社会人学生向けの授業があるというハードスケジュールでした.

今週の輪読は授業と上記の出張と授業の関係で木曜日に一回だけしか行えませんでしたが,下記の論文を取り上げました.

2018. Ullah, A., Klutsch, J.G., and Erbilgin, N. (2021). Production of complementary defense metabolites reflects a co-evolutionary arms race between a host plant and a mutualistic bark beetle-fungal complex. Plant Cell Environ. 44: 3064–3077.

研究室活動再開

水戸キャンパスの課外活動での新型コロナウイルス変異株クラスターの発生のため,5/18 から基本的に大学への入構が禁止されていましたが,幸い 5/19 以降はこのクラスターからの感染者は判明せずに集団感染は終息したと考えられています.したがって,大学構内への学生・教職員の入構制限も本日から 4 月当初と同様に戻されて,卒論・修論のための研究室での実験や対面授業,学生実験などが再開できることになりました.図書館,生協の食堂・売店なども今日から再開です.
今日のニュースでは職場や大学などでのワクチンの集団接種も始めるということで,学生さんのワクチン接種が早まってくれれば,夏休み明けの後期からは徐々に平常通りの大学が戻ってくるのではないかと期待しています.

爆破予告は何事もなし

本日正午の茨城大学への爆破予告は結局何事もなくすみました.実は茨城大学だけでなく全国の国立大学法人に同じような爆破予告があったらしく,インターネット上のニュースなどで私が確認できたものは,東北大,群馬大,埼玉大,東京学芸大,山梨大,静岡大,浜松医大,富山大,名古屋大,岐阜大,三重大,琉球大へ同じ 27 日正午のもの,千葉大は日付が違って 24 日の予告があったようです.多分確認できていないだけでもっとあるのでしょう.

こういうのは騒いだら犯人の思う壺なのかもしれないのですが,大学や警察は無視するわけにもいかず茨大以外の多くの大学も今日は入構禁止になっていたようですが,東北大や名古屋大のように不審物への注意喚起や警備強化でやり過ごしたところもあったようです.

大学に爆破予告(5/27)

世間ではあちこちの教育機関が爆破予告を受けて授業や行事の妨害を受けていますが,ついに茨城大学にも 5/27 正午に大学を爆破するという予告があったそうです(大学の公式発表).この手の爆破予告のほとんどは単なる嫌がらせで実行は伴わないことはわかり切っているのですが,こういう予告があった以上は大学や警察も万が一を警戒せざるを得ず,5/27(木)は大学構内入構禁止,附属学校園は休校という対応をとることになりました.
幸か不幸か大学は新型コロナウイルス感染者クラスターの発生で,5/31 まで学生は入構禁止で授業は全て遠隔授業という対応をとっていますので,この爆破予告の影響は最小限ですみそうです.しかし,教育学部附属の幼稚園,小学校,中学校,特別支援学校は休校になってしまいましたので,通っている子供達やその保護者の方たちには多大な迷惑(子供は大喜びかも?)がかかってしまいます.
また,茨城大学は水戸,日立,阿見の 3 キャンパスだけでなく,東海サテライト,水戸駅南サテライト,水圏環境ステーション(潮来),五浦美術文化研究所(北茨城),宇宙科学教育研究センター(高萩)と茨城県内各所に拠点がありますが,今回の予告には対象施設は含まれていないらしく,これらの拠点全てで対応しなければなりません.
こういう爆破予告(おそらく威力業務妨害)の検挙率がどの程度かは知りませんが,この手の犯罪を防止するためには「そんなことして捕まったら割りに合わない」と思わせるしかないように思います.茨城県警に頑張ってもらって是非検挙して欲しいところです.

緊急事態措置で研究室も在宅活動中

茨城大学水戸キャンパスでは同一の課外活動参加者に新型コロナウイルス感染クラスターが発生しています(5/18 現在の情報).茨城大学として過去に例がない多くの感染というだけではなく,茨城県内でも有数の大規模クラスターとなってしまいました.そのため,茨城大学は水戸だけでなく阿見や日立キャンパスも含めて,5/31 まで「学内での集団感染発生に伴う緊急事態措置」を適用することになりました.
授業は全て遠隔授業になり,学生実験や実習は休講,大学に来て行う研究活動は生物や機器の管理などの必要最小限のことしかできなくなりました.生物制御化学研究室も植物の水やりを除いて皆自宅での研究しかできなくなりました.我々の分野は実験科学ですから,自宅での研究は関連論文を読んで情報収集したり,論文の書けるところを書いたりしかできない(これをできる時にやっておくのは重要ですが)ので,研究活動には大きなブレーキがかかってしまいました.
今後これ以上の感染者が出ずに,この緊急事態措置が 5/31 で終わってくれることを祈るしかありません.